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1991-08-05
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7KB
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239 lines
X68000 Ko-Window 多機能時計
TIMER.win version 1.10
1991 8/5 小笠原博之
SPS-NET: SPS0783 COR.
Ko-Window 用の、アラーム、時報、タイマー付きの時計です。指定した時刻に任意
のプロセスを走らせたり、PCM を鳴らすことができます。時報は2種類、数字フォン
トは6種類を内蔵しています。
ただし、割り込みを使っていないため、イベントが到達しないと動作しないので、
注意して下さい。
●使い方
timer [<スイッチ>] [<pcmfile>]
そのまま起動できます。特に設定は必要ありません。
左上の小さいスイッチがクローズボックス、その下はアイコンボックスです。アイ
コンボックスをクリックすると、ウィンドウの下の方に操作パネルが現れます。
右下の小さなスイッチは、フォント切り替えです。数字のフォントを6種類内蔵し
ているので、これをクリックする度に切り替得ることができます。好きなフォントで
表示させて下さい。
●起動時のスイッチ
-x<num> 立ち上げ時の表示位置を指定します。
-y<num>
-f<num> 立ち上げ時の数字のフォントの種類を指定します。
0~3 ローマン/カウントダウン他
4 電卓のLCDフォント
5 標準フォント
-s 起動直後時報を OFF 状態にします。
-b 時報の種類を切り替えます。このスイッチが無い場合は、
3秒前からカウントダウンを行なうタイプの時報、このス
イッチがある場合は、時刻の回数だけ時報が鳴ります。
-e<prog> アラーム時間に起動するプログラムを指定します。
例 timer -eVIEW.win
-a<time> 起動時にアラームを設定します。<time>のフォーマットは、
必ず8文字で、HH:MM:SS の形でなければなりません。エラー
チェックはしていませんので、使用に当たっては十分注意し
て下さい。
例 17:28:00 に、GRAPH.win を起動する場合
timer -m1 -eGRAPH.win -a17:28:00
-m<num> 起動直後のアラームの実行モードを指定します。
0: PCM
1: プログラムの実行
2: BEEP
-d<num> 日付や時間を他のウィンドウに転送する場合のフォーマッ
トを指定します。デフォルトは 8 の日付と時間です。
0: 時間のみ 16:58:26
1: 日付のみ 1991/08/05
2: 日付のみ 1991-08-05
3: 日付のみ 91/08/05
4: 日付のみ 91-08-05
5: 日付と時間 1991/08/05 16:58:26
6: 日付と時間 1991-08-05 16:58:26
7: 日付と時間 91/08/05 16:58:26
8: 日付と時間 91-08-05 16:58:26
●操作パネル
┏━━━━━━━━━━┓
┃ 時計部分 ┃
┗━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━┓
┃[signal] [mode] PCM ┃
┃[alarm ] 00:00:00 ┃
┃[timer ] 00:00:00 >┃ 操作パネル
┃ ┃
┃____________________┃
┃ ┃
┗━━━━━━━━━━┛
アイコンボックスをクリックする度に、時刻表示の部分から下の方へ、操作パネル
が出没します。操作パネルには、以下のようなスイッチがあります。
[signal] 時報の ON/OFF。ON の場合、時刻表示の右側にマーク「*))」が点
灯します。
[alarm ] アラームの ON/OFF です。ON の場合、時刻を表示している右側に
「♪」が点灯します。
[timer ] タイマーのスタート/ストップを行ないます。実行中は、時刻表示
の右側にマーク「ゥ」を点灯させ、指定時刻のところに「running」
を表示します。
[mode] アラーム/タイマーで、指定した時刻の動作を指定します。クリッ
クする度に、右側の表示が、「PCM」[Exec」「Beep」
と切り替ります。
一番下は、PCM/Exec のパラメーターを入力するための入力行です。線の上が、実際
に登録されている内容です。設定内容を入力したあと、[RETURN] を押すと登録されま
す。「>」という部分をクリックすると、入力エリアが右側に広がりますので、長いコ
マンドラインも確認しながら入力することが出来ます。
キー入力時、ED.X 風のキー操作ができますが、[CTRL]+[_] [e] と入力すると Emacs
風のキー操作が使えるようになります。
●時報機能
これは、毎時0分0秒に機能し、内蔵 PCM で時刻を知らせます。起動時にスイッ
チ「-b」を付けると、「ぼんぼん」モードになります。この場合は、時刻の回数だけ
鳴らして時間を教えてくれます。
●アラーム機能
アラームは、指定した時刻に動作を行ないます。ただし、割り込みは使用していま
せん。ただのウィンドウプログラムのひとつとして作ってあるので、指定した時間に
イベントが来なければ働きません。それではちょっと困るので、1分程余裕を持たせ
てあります。時刻は秒まで指定できるようになってますが、必ず秒は「00」にして
おいて下さい。
時刻を指定しても、「♪」を点灯させなければアラームとして機能しません。
●タイマー機能
タイマーは、指定した時間経過後に、指定した動作を行ないます。ただしこのタイ
マーは、あまりしっかり作ってません。例えば、指定時間後にイベントが届かなけれ
ば、動作は行なわれないのです。(アラームと違って余裕もない)また、1日の境を
越えることもできません。(手抜きと言われればそれまでですが)同時に特に作業も
せずに、ほんの数分を計りたいという場合には、使えると思います。
時間を指定したあと、[timer ]をクリックするとスタートします。
●時刻の設定方法
アラーム、及びタイマーでは、時刻を指定する必要があります。これは、それぞれ
の設定時刻を直接クリックして変更します。左ボタンで+1、右ボタンで-1します。
●実行する動作
指定時間に行なわせる動作には3種類あります。これは、操作パネルの[mode]スイッ
チで切り替えます。操作パネルの下の方に、その内容を表示します。一番下が入力行
で、黒い線の上が内容です。内容は「PCM」の場合にはPCMファイル名、「Exec」の場
合には実行するプログラムと、コマンドラインです。(「Beep」の場合には、なにも
表示されない。)
PCM 起動時に、コマンドラインからPCMファイルを指定することができます。ま
た、立ち上げ後にキー入力したり、FINDER.win から選択することもできま
す。拡張子を省略すると「.pcm」とみなします。ファイルが読み込めなかっ
た場合は、登録しません。(未登録状態になります)
Exec 起動後、実行するプログラムを書き込みます。(リターンキーを押して、登
録です)また、FENDER.win から選ぶこともできます。拡張子を省略すると
「.win」とみなします。v1.00 と違い、「.x」や「.r」のプログラムもその
まま起動できます。画面を破壊するようなプログラムでは、Command.win と
同じように「run」コマンドが使えます。
例 run ed.x message
バッチファイル等を実行する場合は、その前に COMMAND.X を書いて下さい。
例 command.x mes.bat
Beep 特に指定する必要はありません。面倒な場合にでもどうぞ。
●日付、時間の転送 (タイムスタンプ機能)
従来、DATE.win で行なっていた機能を内蔵しました。他のウィンドウに、日付や時
間等を簡単に転送することが出来ます。ウィンドウ内の時刻の部分をマウスで左クリッ
クし、ボタンを離さないまま任意のウィンドウまで運んで下さい。(マウスカーソル
の形が変化する)
転送されるデータのフォーマットは、起動時に「-d」スイッチを使って、9種類か
ら選択することが出来ます。
使い道はいろいろありますが、例えば文章に日付や時間を挿入したい時でも、この
Timer.win からエディタにそのまま転送することができます。ちょっとしたメモに、
時間を書き留めておくのに便利です。
●時報の音とフォントデータについて
内蔵の数字フォント、時報のための PCM データは、SPS0197 Hartmann さんからい
ただきました。時報の出来は評判も良く、私も気に入ってます。感謝。
●制作に用いたツール
GNUC 1.40 / HAS.X ver2.23 / HLK 2.01 (SALT) / GNUmake v3.56 (homy)
ライブラリ: XC v1(v2) / Ko-Window 2.23 拡張 / corlib
●最後に
このプログラムの配布、転載は自由です。